最近は
2021/03/02
誤食の外来が何故か多い。毎年バレンタインデー前後はチョコレート食べて来院するケースは何例かありますが、今年は未だに問い合わせを含めて週に数件は遭遇します。確かに誤飲、誤食は珍しくはありませんが、時には命を落とす事に繋がります。食性が異なれば、食べ物に含まれる成分に対する反応も違います。人が食べても大丈夫な物でも、犬や猫には危険な物も多くあります。そして体が小さければ更に少量でも危険になります。人にとって一口サイズでも、小型犬や猫にとっては致死量になる事も。直接的な毒としてではなくても、塩分や油が消化器に負荷をかける場合もあります。
また、誤食は食べ物とは限りません。布、おもちゃ、針、石、木の実、その他様々な物を飲み込んで、場合によっては開腹手術を行う事もあります。それでも命が助かれば良いですが、時には来院時に既に手遅れな状態の事もあります。芋類や人参等根菜を、塊で飲み込もうとして喉詰まらせてしまう事も。
人が食事をしている時は細心の注意を払い、落とした食べ物を拾い食いさせないようにしましょう。