循環器、神経系
2020/10/20
雨が降ったり晴れたり、暖かかったり肌寒かったり気候が安定しません。このような時期には心臓病やてんかん発作の症状が出やすいです。心臓も脳神経も気圧の変化に敏感です。余裕があれば問題になるレベルでは無くても、トラブルを抱えていれば発症することもあります。症状も軽症から重症まで様々です。循環器も神経も軽症なら「なんとなく元気がない」「疲れやすい」等で収まりますが、重症になると呼吸がおかしい、倒れる、痙攣する等明らかな異常が見られます。朝元気だった子が午後には重症化してる場合もあります。重症例では発症してから数時間で命を失う事もあります。
心不全では呼吸が目立つから始まり、開口呼吸をするようになるとかなり危ないです。開口呼吸の全てが危ない訳ではありませんが、舌の色が悪い時は要注意です。舌が紫であれば様子を見ている時間はありません。すぐ動物病院に連絡しましょう。
神経系、特に痙攣発作を起こしている時は慌てない事です。声をかけたり触ってたり等刺激を与えないようにしください。観察をして、可能なら動画を撮ってください。痙攣の時間も計ってください。その間に動物病院に連絡をしてください。数分で落ち着く発作が殆どですが、5〜10分痙攣が続くなら連絡をして動物病院に連れて行った方が良いです。
気圧をコントロールする事は出来ませんが、天気予報を見て雨や晴れが交互に来そうな時は気圧が変わりやすいので、なるべくストレスがかからないようにしてあげてください。