高齢猫

2020/03/22
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猫の寿命はかなり幅があるので単に数字だけで言うのは難しいですが、見た目や動きで年を取ったなぁと感じるなら、やはり高齢になったと考えるべきです。どの生き物も年齢が上がれば若い時と同じと言うわけにはいかなくなります。様々な変化が身心ともに現れます。高齢の猫の外来でたまに診るのが爪のトラブルです。猫は本来何処か引っ掛かる場所で爪を研ぎます。猫の爪はタケノコの様な構造で、バリバリ爪を研ぐと外側が剥がれます。勿論爪も伸びますから剥がれても爪が無くなることはありません。しかし伸び続けるので研がないでいると長く太くなります。そして猫の爪は下に湾曲しているので、そのまま伸びていくとやがてぐるっと円を描くように肉球に食い込みます。高齢の猫はあまり爪を研がないので、このような事が起きます。肉球に完全に突き刺さってる状態で来院する場合も珍しくありません。こちらが痛くないのかなと思うほどです。最近爪研ぎをしなくなっていたら、爪と肉球を見てください。