鳥の健康管理

2020/02/16
ロゴ

どの生き物も身体の調子を整える事が健康維持には必要です。食事や生活環境は重要です。環境に関しては、常に一定が良いとは言えません。ある程度の季節変動はあって良いと思います。生き物は環境の変化に合わせて体調を維持する能力を持っています。一定の環境下ではその能力が衰える場合があります。その能力を支えているのがホルモンです。変化の無い環境で過ごしていると、ホルモンの分泌にも影響が出るかもしれません。ホルモンは身体の色々な場所に作用します。分泌異常があると、様々な症状が出てきます。鳥の飼育でも、必要が無ければ温度も室温で十分です。ただし、個体差や年齢差もありますから、全てに当てはまるわけではありません。極端に寒い、暑いのではなく、人が生活できる環境なら問題なく過ごせる種類が多いです。だからと言って、今まで保温してきた子を、いきなり無加温にすれば体調を崩すでしょう。「様子を見ながら」が大切です。例えば保温している子でも、羽根を膨らませて丸くなっているのなら、それは寒いと言っていることです。保温器が有るから大丈夫とは思わないでください。室温が何度であろうと、鳥が「寒い」と示していたら、今の温度では足りないと考えてください。
最後に、気候が良ければ日光浴をさせてください。窓際で日に当たっているのは日光浴ではありません。日光浴とは紫外線浴の事です。窓ガラスは紫外線をカットしてしまうので、窓を閉めた状態では日光浴にはなりません。脱走、外敵、高温や冷気、風などに注意をしながら日光浴をさせてあげましょう。直射日光にずっと当たっている必要はありません。窓の近くの明るい場所であれば反射した紫外線を浴びることは出来ます。