情動脱力発作
2019/10/22
発作と言われて多くの人が思い浮かべるのは「ケイレン」ではないでしょうか。発作には色々あり、「ケイレン」を伴うタイプ以外もあります。その一つが情動脱力発作です。情動、つまり感情が動いた時に起きる発作で、尚且つ症状が脱力です。自分が好きな事が切っ掛けになります。例えば食事や遊びです。ご飯を見て興奮したかと思ったら、ゆらゆら酔っぱらったようになり、崩れるように倒れます。てんかん発作との違いは、硬直が見られない事です。この症状は数秒から数分続きます。このような時、声をかけたり体に触ると回復する場合があります。てんかん発作の場合は声をかけたり触ることは発作を長引かせる原因になるのでやめましょう。情動脱力発作には投薬以外に生活環境での対応が必要になります。食べたり飲んだりしていて脱力する場合があるので、事故防止として食器を割れないものにしたり、少し高くしたりします(脱力した時に頭を突っ込んで窒息しないように)
また、食事の用意で興奮するような時は、食事を出しっぱなしにするのも方法です。