犬種
2019/09/27
海外の犬の研究でこんなのがあります。何頭も子どものキツネを育てます。キツネは育つにつれて人に対しての敵意が強くなっていきます。それでも中には人に興味を持つ者がいます。それらの子をまた育てます。また成長するに従って、警戒心が出てきます。その中の警戒心が弱い固体の子をまた育てます。これを繰り返していくと、やがて大人になっても人に甘える固体が現れます。さらにその子達を育てていくと、耳が垂れていたり尾が丸まっているキツネが出現します。そして性格は犬のように従順。ただし、ここに至るまでには何十世代もかかります。犬は太古から人との繋がりがあります。そして従順性だけではなく、その他の性格を見出だされた犬種も増えました。猟犬や牧羊犬等の使役犬種はその代表です。今の日本で、猟犬を「猟犬」として、牧羊犬を「牧羊犬」として飼っている人は少ないでしょう。ただ、その血筋の犬種には猟犬や牧羊犬の気質は残っています。使役犬種は本来何かをするのが好きです。探したり追っかけたり。飼う時はこのような事も意識してあげましょう。無駄に吠えたり、家具を壊したり。床を掘ろうとしたり。まずその犬種の成り立ちを思い出してみてください。
付け加えると、使役犬種も家庭で飼われるようになって数世代経っています。一昔、二昔の同種と比べれば、犬は全般的に家庭向きになっているのも間違いありません。