水を作る
2019/09/17
水棲生物の飼育環境を整える事。水に住んでいるから水槽に水を張り、その中の入れれば出来上がりではありません。塩素の中和剤を入れてから、金魚を水槽に入れる方法があります。これも水を作っている事になりますが、もっと長期的に環境を整える方法があります。目的の生き物は何か等によりますが、本来は数日から1週間位かけて行うのが良いでしょう。本命の生き物以外に水槽に何を入れるのか。例えば砂利や流木、水草を入れるのか。ろ過器やエアレーションはどうするか。まずレイアウトを決めて、塩素抜きした水(中和剤を使用しなくても、1日置いた水でも良いでしょう)を入れます。そして ろ過器を稼働させます。この状態にして数日待ちましょう。そうすれば、砂利や流木、ろ過器のフィルターにバクテリアが繁殖します。これらは水槽内の汚れやアンモニア等を分解してくれます。このような常態が出来上がってから目的の生き物を水槽に入れてあげましょう。但し、数日待っている間に水草の状態が悪くなるようなら、その水は良い出来ではない可能性が高いでしょう。もう一度やり直してみましょう。その前に、水槽を置いた場所等の点検が必要です。水温は適切か、温度変化が大きくないか。その生き物とじっくり付き合っていくことを考えれば、水を作るための数日は、そんなに長くはないと思います。