動物にもある認知症
2019/06/16
高齢になれば足腰だけではなく、内蔵も衰えます。歯も抜けます。目や耳も弱くなります。そして脳も例外ではありません。呼び掛け等に鈍くなり、色々な事に対する興味も無くなります。自分が置かれている状況の理解力が減り、感情のコントロールも下手になります。動物の認知症で家族が困ることは、不適切な排泄や夜鳴きでしょう。このような症状は認知症の初期ではありません。認知症はもっと前から発症していた可能性があります。夜鳴き等が現れる前に何かしらの徴候があったはずです。恐らくそれは「うちの子も年をとったなぁ」と感じた変化の中にあります。好きな遊びをあまりしなくなったとか、一点を見つめていたりとか。もう少し進むと解決能力も低下します。バックすれば出られるような所に入り込んで出れなくなる等。単純に「年をとった」と思うだけではなく、そう感じたら動物病院に一度相談してみるのも良いと思います。