投薬
2019/06/04
人も薬を飲むのが嫌なように、動物達も嫌がります。特に動物は「飲む」と言うより「飲まされる」訳ですから尚更です。なるべく嫌がることはしたくはありません。食事に混ぜて飲んでくれれば、互いの負担は無くなります。混ぜて飲んでくれない場合や、食事と時間を空けて飲まなくてはならない薬は飲ませなくてはなりません。錠剤であれば、口を開けて「ぽいっ」と。このように簡単であれば良いのですが。舌の付け根を狙います。少なくとも真ん中より奥です。でないとすぐに吐き出します。舌の付け根に薬を置くことが出来れば、口を閉じた時に舌を引き込むので、薬も喉の奥に送られます。粉薬は水に溶かしてスポイト等で飲ませるのが一般的です。ウサギやフェレット等は錠剤が飲ませにくいので、粉薬を用いることが多いです。ハムスターや小鳥は点眼用の容器を使って直接飲ませる方法や、飲水に薬を混ぜて投与する方法があります。直接の場合は動物を捕まえる必要があります。飲水投与では水を飲む量によって投与量に差が出ます。剤形によっても変わりますが、その子に合った投薬方法を探りましょう。